2017年9月25日月曜日

【手話学習】全国手話検定試験1級合格体験記(前編)

お久しぶりです。夏休み🍉も終わり、今日から後期の本郷しゅわっちが再開します!
久しぶりに何か投稿しようと思い、昨年受験した「全国手話検定試験1級」について語りたいと思います。
【目次】
前編:手話検定を受けるメリット
中編:第11回全国手話検定試験1級体験記
後編:手話検定の勉強法


今日は、「手話検定を受けるメリット」について。
大きく3つお話しします。
(1) 手話学習のモチベーションになる!
 ありきたりですが、手話学習のモチベーションになります。
 勿論、手話検定1級を取得すれば、手話をマスターしたことになるわけでもありませんし、検定のために手話を学ぶというのも少し変だと思います。しかし、やはり手話も語学である以上、長時間の忍耐と努力がいる訳で、その中で検定試験は良いマイルストーンとなるので、ありがたいことですね。

(2) 履歴書に書ける!
 手話検定の級も立派な資格ですから、履歴書に書けます!
 手話サークルに通っている学生は、運動部のように大きな試合があるわけでもなく、就活でアピールしにくい側面もありますが(勿論就活のために手話の勉強している人はあんまりいないと思いますが)、「手話検定1級」と資格欄に書いてあると、企業の人事の人も「おおっ!」ってビビるでしょう笑
 また、福祉関係の仕事を考えている場合も、手話に関する資格があると、就活が有利になったり、待遇が良くなったりすることもあるみたいですよ!

(3) 「全国手話検定試験」「手話技能検定」のどちらを受けるべきか?
 じゃあ、一つ手話検定を受けてみるか!と思っている皆さん、手話検定には2つの種類があることをご存知ですか?「全国手話検定試験」と「手話技能検定」とがあります。
 どちらを受ければいいのでしょうか?少し比較してみましょう。
運営主体について
 全国手話検定試験は、社会福祉法人全国手話研修センターの系列の全国手話検定事務局が運営しているようです。一方、手話技能検定はNPO手話技能検定協会が運営しているようです。
 どちらのほうが権威があるというわけでもないと思いますが、検定試験の歴史自体は後者の方が古いみたいです。(前者は今年で12回目なのに対し、後者は46・47回目。但し、後者は1年に複数回実施。)
 また、全国手話検定試験の事務局は京都にあるので、教材に関西の手話表現(らしきもの)がたくさん入っています。受ける場合は、慣れておく必要がありましょう。
試験について
 試験内容は、技能検定の場合は、級によって形式が全く違うようで、「◯級は筆記試験、◯級は書き取り、◯級はディスカッション」となっています。一方、全国手話検定の場合は、2級以上はすべて「知識問題+読み取り問題+面接」となっており、形式面は一貫しているようです。
 そのため、技能検定の場合は、1級の受験資格を得るには、準1級を取得しなければならず、そのためには2級を…というように合格を積み重ねないといけないのに対し、全国手話検定はいきなり1級が受けられちゃいます!
 したがって、ある程度手話の勉強をしてきている人で、手話検定の受験料をなるべく節約したい人は、いきなり全国手話検定の1級に挑むのがオススメです。

長くなりましたが、今回は以上。