昨日、第7回練習会が行われました。 ※練習会の資料はこちら。
今回は、知識総復習第2回として、「構文」に関わるもの(疑問、接続、比較、使役など)を扱うことにしました!
やはり、こういった知識が整理されると、状況に応じて単語を並べるのがスムーズになりますし、単語をまとまりとして見ることができるので、読み取りもラクになりますね。
さて、今回の総復習をしながら、一つ感じたことがあります。
それは、身近な日本語でも、手話に訳しやすいものと訳しづらいものがあるということ(当たり前か)。
例えば、「私は、後輩のために弁当を作った」。
〈〜のために〉という表現を知っていれば、日本語の語順どおりに手話単語を並べれば訳せます。とても簡単。
しかし、「私は、後輩に弁当を作らせた」は、どうでしょうか?
〈〜させる〉という日本語に直接対応する手話表現って、多分ないですよね。困った困った💦
こういう場合、(その後の事情も付加したりして)少し説明的に訳すといいみたいです。
例)
・〈私/後輩/弁当/作れ!(命令っぽく)/もらう/食べる〉
・〈私/後輩/弁当/作れ!/分かる/作る〉
・〈任せる〉、〈頼む〉などの動詞を活用するのもあり(こっちのほうが簡単かな)
前回も書きましたが、やはり日本語と手話とは1対1に対応しているわけではないので、どうしても、スイスイ手話に置き換えられる日本語とそうでない日本語があるわけです。
身近に使うのに、手話訳しづらい日本語の言い回しについては、ろう者がそれをどう手話に置き換えて表現するのか、アンテナを張っておきたいですね。
以上