2017年5月5日金曜日

【手話学習】手話の勉強を始めたきっかけ5選

(今週は練習会がお休みなのですが、投稿がないと寂しいので、手話学習に関するコラムを書いておきます)

今回のテーマは、「手話の勉強を始めたきっかけ」です!
(新歓の季節ですしね)
しゅわっちに所属している学生がどんなきっかけで手話に興味を持ったかについてシェアしたいと思います。


大体、以下の5パターンに分けられると思います。当てはまる人の割合が多い(と思われる)順に紹介していきます。

手話に関する映画・ドラマ・漫画を見た
 これは多いですね~。ドラマだと、「星の金貨」(1995年、酒井法子・大沢たかお・竹野内豊)、「オレンジデイズ」(2004年、妻夫木聡・柴咲コウ)、「ラブレター」(2008年、鈴木亜美)など。映画は、「心の糸」(2010年、松雪泰子・神木隆之介・谷村美月)を見て、という方がいました。
 漫画だと、最近では『聲の形』(大今良時)がとにかく有名ですね。昨年、映画化されました。主人公の男の子(石田将也、健聴)の視点が中心となっていますが、ヒロイン(西宮硝子、難聴)から見た世界観や心理描写が時折挟み込まれており、個人的にはそれが非常に興味深かったです。
 なお、手話をある程度勉強した方には、『わが指のオーケストラ』(山本おさむ)という漫画をオススメしたいです。戦前の大阪市立聾学校長をしていた「高橋潔」という人の人生を描いた作品です。かつて、手話が言語以下のものとして蔑まれていたこと、口話法の登場により手話による教育が廃れていきそうになったことなどが描かれており、この作品を通じて、ろう教育に関わる問題がよく分かりました。

身の回りで手話を使う人がいる
 これもまあまあいますね。「友達が手話を使っている」「バイトの接客などで手話を使う人に出会うことがある」など。
 中には、自分自身(日常生活で手話は使わないが)聴覚障害があり、これからの人生でいつか使うかも、ということで学ぶ人もいます。
 
色々な言語に興味がある
 しゅわっちには、語学マニア(色々な国の言語を学ぶ人)が何人かおります。東大生が1・2年次に全員所属する「教養学部」(駒場にある)では、第3外国語として様々な言語の授業が開設されており、たくさんの外国語を学ぶことが可能なのですね。
 筆者も、第2外国語(必修)としてフランス語を、その他、ドイツ語・中国語・アラビア語・ラテン語などをかじりました。
 なお、日本手話の授業もあるのですが、その様子や感想などは別の機会に書きます。

小中高で手話を学んだことがある
 同期・後輩に何人かいますね。最近では、総合の学習の時間や選択科目として手話を学べる小中高があるみたいです。そういうところでなんとなく手話に興味を持ち、大学に入って(しゅわっちに入って笑)から本格的にものにしていく、というのはとても良い流れだな~と思います。

バリアフリーに興味がある
 東大には、しゅわっちの他にも、点字サークルの「点友会」や障碍者介助サークルの「ぼらんたす」といった福祉系のサークルがあります。こういったサークルとしゅわっちを兼部している人も何人かおります。

以上、「手話の勉強を始めたきっかけ」でした。
来週の月曜(5/8)は練習会がありますので、またご報告します。
それでは、良いゴールデンウィークを!