先日、第10回練習会が行われました。
今回の練習会では、ディベート企画を行いました。
ルールはいたって簡単。まず用意したテーマの中から一つ選び、各々の意見によって2グループに分かれます。そしてお互いの意見を手話で発表するというものです。
例)「将来住むとしたら、都会か?田舎か?」
都会側の主張:便利、たくさんの人と会える、専門店がある等
田舎側の主張:食べ物がおいしい、空気がきれい、ネット通販で買える等
このほかにも3テーマほど話し合いました。中にはオリジナルの意見や、普段ひとりでは考えつかないような視点の意見も多く飛び出し、各々が視野を広げることができたのではないかと思います。
ところでこのディベート企画には、ただ各々が意見を言い合うだけではなく、その中には手話(に限らず言語の)上達の近道が隠されています。
手話を身につけるために単語や例文の表現方法を覚え、使えるようにしていくことはもちろん重要です。しかし、より自分の身に深く手話を染みこませるためには、自分の「ことば」を積極的に表現していくことがひとつの近道になります。
今回のような自分の立場を明確にし、自分の意見をはっきりと主張できるディベートという場は、内なる「ことば」を表現していくためのなかなか良い機会ではないかと思います。
参考程度にですが、先日このような記事を見つけました。
http://toyokeizai.net/articles/-/160121
上の記事は英語習得について書かれていますが、手話にも応用することは十分可能だと思います。是非ご一読ください。
以上